訪問着は和服のなかでも女性の正装のひとつとして考えられています。年齢に関係なく着ることができる着物なので、その場にあったものを選ぶように気をつけておくようにすることが大切です。また、和服は季節によって柄や色があることを忘れてはいけないです。その季節にあった柄や色のものを着ておくことで、その時期に合った着物の合わせ方をすることができます。季節によって着用するべき着物が違うということはわかっていても、季節の変わり目などの微妙な時期についてはどうしたらいいのかわからない、という人も多いです。そのようなときは、あらかじめ先取りをしてみるのもいいです。また、その日の天気やどこに着ていくのか、ということを考えて、その場にあったものを選ぶようにしておくといいです。

季節の柄や色を知っておくといい

訪問着の柄は季節ごとに違うものを選ぶようにするといいです。たとえば、春にはどんなものを選ぶといいのか、というと、草花の息吹を感じることができるような、暖かな印象のものを選ぶようにするといいといいます。一般的な春と言うと、3月から5月については、袷と呼ばれる仕立ての生地を選ぶようにします。袷は生地を二枚縫い合わせた、裏地のある着物のことです。また、柄は、桃、桜、菖蒲や藤、椿、牡丹などが春の着物に使われることが多いです。色は、ピンクや若葉色などの優しい、ふんわりとしたパステルカラーが春らしさを感じることができる色だといえます。訪問着にもいろいろなものがあるので、まずはその柄や色がどの季節にあったものなのかを考えてみるといいです。春の訪れを感じることができるように、合わせ方などもいろいろと工夫してみると楽しいです。

季節を先取りして柄を選ぶのもいい

ほかにも、夏におすすめの生地には絽や紗というものがあります。7月や8月などの盛夏には、いわゆる夏着物といわれる透け感のあるように織られた絹のものや、透け感のある生地の1枚仕立ての薄単衣を着るようにするといいです。また、麻素材の生地のものも見た目だけでなく、その機能的に考えても盛夏にはちょうどいい生地だといえます。柄は紫陽花、もみじ、朝顔、笹、竹、柳、菖蒲、あやめやとんぼなど、夏をイメージすることができるものを選ぶようにするといいです。季節の柄を取り入れるときに大切なポイントは、ひと足早い季節の柄を選ぶようにする、ということです。たとえば、8月も終盤に差し掛かるころに着物を着るときには、もみじを取り入れるなど、少し先の季節のものを選ぶといいです。